愛知県の大村知事は14日午後会見し、名古屋市を目的地とした「GoToトラベル」について、一時停止することで政府と合意したと発表しました。 大村愛知県知事: 「GoToトラベル事業につきまして、名古屋市発着の一時停止を行わせていただきます。この点につきまして、国の方と合意をさせていただきました」 　14日午後に開かれた会見でこのように述べた愛知県の大村知事。「GoToトラベル」について、名古屋市を目的地とする旅行を一時停止とすることで、政府と合意したと発表しました。期間は12月16日から27日までということです。 　一方で、名古屋市民のGoToトラベルの利用、つまり名古屋を出発する旅行については、一時停止ではなく利用を控えるように呼び掛けるということです。 　また愛知県はこれに伴い、県独自の観光促進事業「LOVEあいちキャンペーン」も期間を前倒し、12月16日から事業を停止するということです。 　名古屋着の旅行でGoToトラベルが一時停止となれば、その影響はどれだけ広がるのでしょうか。一時停止について観光地・名古屋城で13日取材をしてみると…。 神奈川からの観光客: 「使いました、ホテル。しょうがないかなと…やっぱり感染拡大防止のために」 東京からの観光客: 「自分が来てて申し訳ないけど、しょうがないのかなと、感染が収まるまで。みんなが安心して旅行行けるまで、ちょっと一瞬だけ我慢したらいいのかなって思いますけど」 売店の店長: 「秋の連休とかで、すごいお客さんが戻って、GoToのお客さんも沢山みえましたので。そこでブレーキが掛かってしまうと、売り上げに関してはちょっと厳しいかなと」 　やはり利用する観光客は多いようですが、仕方がないとの意見が多数でした。 　一方、名古屋市民からは賛否の声が上がっていました。 名古屋市民の男性: 「名古屋市が外されると、楽しみが減るのでちょっと嫌だなと思います。経済を回すのも大事だと思うので、そこは旅行は続けていくべきじゃないかと」 別の男性: 「もう少ししたらワクチンがという話があるから、それまで我慢するしかないんじゃないの?」 また別の男性: 「GoTo自体止めるべきです、全国的に。感染の元になるの当たり前じゃん」 　名古屋着の旅行のGoToトラベル一時停止は、政府の対策本部の会議で正式に決定されます。